フィギュアの歴史が汚れた日。


色々と毒はいてるので「フィギュアという種目」に詳しくない人は見ないほうがいいです;;笑



先日のフリー、見ながらあきれてしまった。キムヨナの演技もすばらしかったし、真央ちゃんの涙にも心打たれた。しかし、これは単純に「よかった」で終わる次元の話じゃない。

キムヨナの出したフリーの「150点」という数字は、男子で当てはめると(採点方は同じで男子の場合は構成点が女子の1.25倍になる)、総合250点を超えるので、日本の高橋大輔(総合得点247.23)よりも点数が上になる。よってキムヨナの数字は男子でも銅メダルを獲得できる点数。ましてや4回転を成功させたプルシェンコでも女子のルールで採点すると140くらいの点数なんです。この矛盾がわかりますか?キムヨナのフリーの基礎点は男子のプログラムより、難易度は遥か遥か遥か遥か遥か下。基礎点においても浅田真央の方が約5点高いのが事実。

そんな無謀な点数なんです、150点っていう点数は。

フィギュアスポーツの矛盾を確定させる、ショッキングな点数が出てしまったんです、今日。


彼女の演技&技術以外でつけれたフリーの加点が17点男子で優勝したライサチェックが9点。銀のプルシェンコが6点。真央ちゃんが8点の加点。キムヨナの17点はどこから来た加点なんだろう。前代未聞の信じられない加点です。明らかにおかしい加点をつけた9人のジャッチはもう開き直ってるとしか思えない。
男子でも出せない数字を目の前にしたとき、何しても無駄だという圧力がふりかかったとき、心が折れない人っているのかな。それでもトリプルアクセルっていう前代未聞の技を2回もこなした真央ちゃんはほんとにアスリートだと思う。
悲しいのはキムヨナの点数。彼女だってすばらしい演技をしたのだから、真っ向勝負の点数をつけるのが筋じゃないのかな。フィギュアの知識を持ってる人ならわかるであろう誰も納得しない点数をつけられて、金メダルをとった彼女もまた被害者じゃないかなって思う。まぁ、あたしはこの人のスケーターとしての振る舞いに魅力を感じないから別にどうでもいいんだけどね。注目をあびるスケーターと愛されるスケーターは価値が違う。

フィギュアの未来が暗雲です。


もーEXで真央ちゃんと美姫ちゃんらが楽しそうに踊ってたらそれでいいや。